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糖尿病の検査

糖尿病が心配な方はまずは検査を受けましょう

糖尿病は、1年に1度の健康診断を受けている人であれば、比較的発見しやすい病気です。
ただ、より早期に発見するためには、普段の生活の中での「気づき」も大切になります。

  • 頻尿、多尿
  • 夜中によく尿意で目が覚める
  • すぐのどが渇く、家族と比べて飲む量が多い
  • 飲み物を飲んでも渇きが癒えない
  • 食欲が増えたが、体重は減った
  • 常に疲労感、倦怠感がある
  • 集中力、注意力の低下
  • 目が悪くなった気がする、視界がかすむ
  • 皮膚のかゆみ、発疹
  • 1年に何度も尿路感染症等の感染症にかかる
  • 切り傷、擦り傷、やけどなどが治るのが遅くなった
  • 糖尿病家系である、家族が糖尿病と診断された
糖尿病が心配な方はまずは検査を受けましょう

上記のような症状・リスクがある方は、一度当院にご相談ください。

診療時間表
診療時間
08:30~12:30
14:00~18:00

休診日:日、祝祭日、年末年始、お盆

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糖尿病かどうかを調べる検査

糖尿病かどうかを調べるためには、主に以下のような検査を行います。

血液検査

血液検査

血液を採取し、血糖値、HbA1cを測定します。
その他、必要に応じて血中のインスリン、C-ペプチドについても測定します。

血糖値

現在の血液中のブドウ糖の濃度を調べる検査です。
通常は空腹時の血糖値を測ります。加えて食事をしてから2時間後の血糖値を測ることで、インスリンが正しく働いているかを調べられます。

基準値

空腹時血糖
正常値:100mg/dl未満
正常高値血糖:100~109mg/dl
予備軍型:110~125mg/dl
糖尿病型:126mg/dl以上

食後血糖
正常値:140mg/dl未満
予備軍型:140~199mg/dl
糖尿病型:200mg/dl以上

HbA1c

直近の1~2カ月の血糖値の平均を反映する「HbA1c」について調べる検査です。
検査前の食事に影響されない結果が得られます。

基準値

正常値:5.6%未満
予備軍型:5.6~6.4 %
糖尿病型:6.5 %以上

HBA1Cについて詳しくはこちら

尿検査

尿検査

尿を採取し、アルブミンという物質について調べます。通常は尿中に排泄されないアルブミンですが、腎臓の機能が低下している場合には、その数値が高くなります。

正常値:30 mg/gCr 未満
早期腎症:30~299 mg/gCr
顕性腎症:300 mg/gCr %以上

糖尿病と診断した場合に定期的に行う検査

糖尿病と診断された場合、速やかに治療を開始します。
治療を開始してからも、治療の効果を調べるため、合併症を予防するため、定期的に以下のような検査を行います。

血管の検査

糖尿病および多くの糖尿病合併症は、血管の状態との深い関係を持ちます。

血管年齢検査(ABI)

上腕と足関節で血圧を測定することで、血管年齢を調べます。
動脈硬化の程度、そしてさまざまな合併症のリスクの判定に役立ちます。

頚動脈エコー検査

首にある太い血管(頚動脈)の壁の厚さ、内側の狭さ、プラークの有無、血流状態などを超音波でリアルタイムに調べます。脳卒中などのリスクの判定に役立ちます。

心臓の検査

狭心症や心筋梗塞といった合併症の予防・早期発見のため、心臓の検査も必要になります。

心電図

心臓から発せられる電気信号を読み取り、モニターに波形として表示します。
狭心症や心筋梗塞に加え、高血圧や不整脈の早期発見にも役立ちます。

心エコー検査

心臓の大きさや壁の厚み、その動き方などを超音波で調べる検査です。
当院では実施しておりませんが、必要に応じて専門病院へのご紹介をさせていただきます。

腎臓の検査

糖尿病の3大合併症の1つに糖尿病腎症があります。糖尿病腎症は進行しても症状が乏しい一方で、人工透析が必要になることのある重大な病気です。
以下のような検査によって、糖尿病腎症および腎機能の低下を早期発見します。

尿中微量アルブミン検査

採取した尿中のアルブミンを調べる検査です。糖尿病腎症の早期発見に役立ちます。
腎機能が低下すると、尿中にアルブミンが多く排泄されるようになります。尿中微量アルブミン検査はその名の通り、一般的な尿検査では検出できない微量のアルブミンを検出することが可能です。

尿中アルブミン濃度について

尿中のアルブミン濃度の基準値は、第1期で30mg/gCr未満、第2期(糖尿病早期腎症)で30~299mg/gCrとなります。第3期の300 mg/gCr以上になると、第1期まで戻すことは非常に難しくなります。
一方で第2期であれば、適切な治療によって第1期の基準値内にまで戻せる可能性が高くなります。

尿蛋白検査

糖尿病腎症の第3期以降は、一般的な尿検査でも顕性アルブミン尿陽性になることが増えます。
正常な尿蛋白は40~120㎎/1日程度であり、150㎎を超えると「異常」と判定されます。

目の検査

眼底検査

糖尿病の3大合併症の糖尿病網膜症の早期発見のための検査です。
糖尿病網膜症では、視力低下・目のかすみ・まぶしさなどの症状が見られます。適切な治療を行わずに放置していると、最悪の場合には失明に至ることもあります。

糖尿病の検査は何科で受けられる?

糖尿病の検査は何科で受けられる?

糖尿病の検査は、内科・糖尿病内科・腎臓内科・循環器内科など、さまざまな診療科で受けられます。
高松市の屋島おおはら内科・消化器クリニックには糖尿病専門医が在籍しており、糖尿病の検査・診断、治療まで対応しております。
糖尿病が気になるという方は、一度当院までご相談ください。

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