屋島おおはら内科・
消化器内科クリニック

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甲状腺機能亢進症

甲状腺機能亢進症とは

甲状腺機能亢進症は甲状腺(代謝をつかさどる臓器)が働きすぎの状態で、甲状腺ホルモンの値が高く、代謝が亢進してしまっている状態です。

症状

一般的な原因としては、 バセドウ病、中毒性多結節性甲状腺腫、甲状腺炎などがあります。
バセドウ病は、甲状腺機能亢進症の最も主な原因であり自己免疫疾患(病原体と戦う兵隊さんが間違って自分の身体を攻撃してしまう病気)の1つです。バセドウ病は、自己抗体によって甲状腺が刺激される結果、甲状腺ホルモンが過剰につくられます。バセドウ病はしばしば遺伝し、甲状腺腫大が目立ちます。

中毒性多結節性甲状腺腫では結節が多数でき、過剰な甲状腺ホルモンがつくられ分泌されることがあります。この病気は高齢者で比較的多くみられます。
 
中毒性甲状腺結節は、甲状腺組織の異常増殖です。この異常組織は甲状腺刺激ホルモン(TSH、下垂体から分泌され甲状腺にホルモンを作量に命令するホルモン)による刺激がなくても甲状腺ホルモンを産生します。そのため、甲状腺ホルモンを過剰につくります。

甲状腺炎は甲状腺の炎症です。この炎症の原因としては、ウイルス感染(亜急性甲状腺炎)、出産後に発生する自己免疫性の甲状腺の炎症(無痛性リンパ球性甲状腺炎)、自己免疫性の慢性炎症(橋本病)などが挙げられます。最初は蓄えられたホルモンが炎症を起こした細胞が壊れて外に分泌されて甲状腺機能亢進症が起こります。その後は蓄えられたホルモンが使い尽くされるため、続いて甲状腺機能低下症になり、最終的に腺の機能が正常に戻ることが多いです。

甲状腺機能亢進症の症状としては、心拍数増加と血圧上昇、動悸、発汗、手のふるえ、神経過敏と不安、不眠症、体重減少(代謝が更新するので痩せる)、疲労、下痢、月経周期の変化などが挙げられます。高齢者では、このような症状が現れず、錯乱、引きこもり、抑うつといった症状が現れて精神疾患と間違われることがあります。
また、血液検査では悪玉コレステロールであるLDLや中性脂肪が低くなる傾向があり、これがきっかけで甲状腺機能が見つかることがあります。

バセドウ病
甲状腺機能亢進症の原因で多いバセドウ病は、眼の周囲が腫れる、涙が増えるなど眼の症状が現れます。特によく見られるのが眼球突出と複視(物が二重に見える)といった症状です。

甲状腺クリーゼ
甲状腺クリーゼとは、突然起こる急激な甲状腺機能の亢進のことで、生命を脅かす恐ろしい病態です。心臓に過度の負担がかかり、生命を脅かす不整脈、極端な心拍数上昇を認めショックになります。甲状腺クリーゼは、発熱、極度の脱力感、落ち着きのなさ、気分変動、錯乱などを伴います。甲状腺クリーゼは、甲状腺機能亢進症が未治療か、治療が不十分な場合に起こり、そのきっかけには感染症、外傷、手術、重度の糖尿病、妊娠や出産などのストレスが原因となります。最もありがちなのは甲状腺疾患の治療に用いられる薬の突然の中断です。(忙しくて病院に行けない、状態が落ち着いているから大丈夫だろうといった自己判断から起こることが多いです。)

診断

症状と診察所見から甲状腺機能亢進症を疑われると、診断を確定するには甲状腺機能検査を行います。検査では血液検査で甲状腺機能の測定を行います。甲状腺の機能が亢進場合にはTSH値が低くなります。珍しいケースとしては下垂体の機能が亢進していて、TSH値が正常あるいは高くなる場合があります。血液中のTSH値が低い場合には、血液中の甲状腺ホルモンの量が測定され、原因がバセドウ病であるか疑わしい場合は、採血して甲状腺刺激抗体の有無を調べます。原因として甲状腺結節が疑われた場合には、甲状腺の超音波検査などを行います。

治療

甲状腺機能亢進症の治療法はその原因によって変わります。多くの場合、甲状腺機能亢進症の原因は治療可能であり、適切に対処すれば症状を取り除くか大幅に症状が軽くなります。治療せず放置していると、甲状腺機能亢進症は心臓や他の臓器に過度のダメージを与えますので早目の治療が必要です。

薬物療法
チアマゾールとプロピルチオウラシルが、甲状腺機能亢進症の治療に最も多く用いられている薬です。これらの薬には、甲状腺からの甲状腺ホルモン分泌量を減らす働きがあります。いずれも経口薬です大量に使用すると効果が出るまでの時間が短くなりますが、副作用のリスクが高くなります。プロピルチオウラシルは肝障害を起こす可能性があるため、通常はチアマゾールが使われることが多いです。
甲状腺機能亢進症の治療で、ヨウ素(ヨウ化カリウム)投与することがありますが、これは緊急の治療が必要な場合(甲状腺クリーゼなど)の場合だけです。放置すること、ここまで増悪し緊急入院が必要となる恐ろしい病気ですが治療すれば普通の生活が送れます。早目の受診と自己判断で通院を止めてしまわないことが大切です。

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