屋島おおはら内科・
消化器内科クリニック

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B型肝炎

B型肝炎とは

B型肝炎とはB型肝炎ウイルス(hepatitis B virus:HBV)の感染が原因で起こる病気です。問題となるのは感染して初期に肝機能が急激に悪化するB型急性肝炎と、HBVが持続感染し血液中にもHBVが出てくるようになった(この状態をキャリアといいます。)慢性B型肝炎です。感染経路としては母親から感染する母子感染の他に、血液を介して感染する水平感染があります。

輸血をしたことがある人や医療従事者、刺青や覚せい剤の静脈注射で感染することがあるのはC型肝炎と同じですが、HCVと比較してHBVは感染力が強く、小さな傷口から感染することもあります。潜伏期間は4-25週間と幅があります。遺伝子型でさらに細かくgenotype A、B、C、Dと分かれますが日本はC型がほとんどです。

免疫が確立していない乳幼児期に母子感染または血液を介して感染すると、HBVを排除できずにキャリアになりやすい傾向があります。また免疫が確立してから感染を起こすと急性肝炎の症状を呈して、一過性に終わることが多かったのですが、最近では欧米に多かったgenotype AのB型肝炎が認められており、このタイプは成人してからの感染でも約10%が慢性肝炎へと移行します。また粘膜からも感染するので性交渉で感染するケースも増えてきています。

症状

急性肝炎の場合は感染した後、潜伏期間を経て、発熱、咽頭痛などの風邪症状、黄疸(体が黄色くなること)、食欲不振、全身体倦怠感、嘔気、嘔吐、腹痛などがあります。黄疸により尿の色は 褐色となります。眼球結膜(目の白目の部分)が黄色くなり、その後皮膚も黄色みを帯びてきます。このような症状が出てきた患者さんの中には、激しい肝炎を起こして生命を維持できない肝不全となることもあります(劇症化)。一般に、劇症化に至らない場合には、数週間で肝炎は極期を過ぎ、回復過程に入ります。

慢性肝炎の場合、B型肝炎は様々な経過を取ります。急性肝炎の場合は感染した後、潜伏期間を経て、発熱、咽頭痛などの風邪症状、黄疸(体が黄色くなること)、食欲不振、全身体倦怠感、嘔気、嘔吐、腹痛などがあります。黄疸により尿の色は 褐色となります。眼球結膜(目の白目の部分)が黄色くなり、その後皮膚も黄色みを帯びてきます。このような症状が出てきた患者さんの中には、激しい肝炎を起こして生命を維持できない肝不全となることもあります(劇症化)。一般的に、劇症化に至らない場合には、数週間で肝炎は極期を過ぎ、回復過程に入ります。慢性肝炎の場合、B型肝炎は様々な経過を取ります。

(1)免疫寛容期といって血中のHBV DNA量も最も多い時期であるものの、AST、ALTは正常で自覚症状もなく肝臓でもほとんど炎症が起こっていない時期を言います。

(2)免疫応答期といって、免疫機能の発達に伴い免疫寛容が解除されはじめ、感染細胞に対して免疫反応でHBVを排除しようと肝細胞ごと攻撃する時期です。自分の感染した肝細胞を自分の免疫で攻撃して肝細胞が壊れるために、肝細胞から血液中にこぼれ出るAST、ALTが上昇します。肝臓では炎症が進み、ときに倦怠感、食欲不振、黄疸、褐色尿が見られることもありますが、一般的に無症状であることが多いです。しかし、この間に肝臓が硬くなり肝硬変にむかっていきます。ウイルス排除に免疫が働くことから血中のHBV DNA量は減少し、肝炎は鎮静化にむかいます。肝炎の活動性の指標の一つでもあるHBe抗原が陽性から陰性となり、HBe抗体ができる、いわゆるセロコンバージョンを起こすのもこの時期です。

(3)低増殖期は免疫反応に一応の終止符が打たれ、肝炎が鎮静化している安定期です。セロコンバージョンが持続しAST、ALTも正常を示すようになります。

(4)寛解期はB型肝炎にかかっているという指標の一つであるHBs抗原が陰性化し、臨床的治癒(治る)に至った状態です。

(5)再活性期はセロコンバージョン後にAST、ALTが正常値を保っているにも関わらず、免疫抑制剤や抗癌剤などで肝癌が再燃した状態をいいます。

診断

一般的にスクリーニング検査は血液検査にてHBs抗原を検索します。この検査は自治体で助成があるので、少額でC型肝炎とセットで検査が受けられます。加えてALTの値が6ヵ月間、高ければ慢性肝炎の診断となります。炎症が強く起きている時ではAST、ALTが上昇します。慢性肝炎ではALTがASTよりも高くなることが多いですが、肝硬変に進むにしたがって逆にASTがALTよりも高くなる傾向があります。

また血液検査でわかるⅢ型プロコラーゲンペプチド(PⅢP)、Ⅳ型コラーゲン、ヒアルロン酸なども肝硬変で著明な上昇を認めるために、肝硬変との鑑別に使うことがあります。血小板が下がることも肝硬変に特徴的です。腹部超音波検査(エコー検査)では肝臓の辺縁が鈍化したり、肝臓が粗く見え、肝臓の大きさが軽度腫大傾向になるといった特徴が確認できますが、肝硬変では逆に萎縮して小さくなるので(右側が小さく、左側が大きくなります)、鑑別診断にも役立つ上に肝癌が出来ていないかの検査も同時に行えます。

治療

B型肝炎では、C型肝炎と違い肝細胞内のHBVの完全な排除が難しいので、HBVの増殖を持続的に抑えて肝炎を鎮静化させることにより、肝硬変や肝癌への進展を防いでいくことが目的となります。

具体的にはインターフェロンという注射薬や、核酸アナログ製剤といった薬を内服することになります。これらの薬も高価ではありますが、助成金制度を利用することにより負担する金額は少額で治療することが出来ます。核酸アナログ製剤を内服する患者さんが主になるかと思いますが、薬を中断すると耐性(薬が効かなくなること)をもったウイルスが出てくるために内服を継続的にしなければなりません。また放置すれば肝硬変、肝癌となり感染症や静脈瘤破裂といった命に係わる出血、肝癌を引き起こす為に命を脅かす病気になります。

予防について

B型肝炎はC型肝炎と違いワクチンが存在します。

現在、日本ではHBVに持続感染している母親からの出産時感染予防対策によるHBV免疫グロブリンとワクチン接種の組み合わせによる予防と、医療従事者など希望者に対するワクチン接種による予防、さらに2016年10月より0歳児全員に対するB型肝炎ワクチンによる予防接種が行われています。

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