屋島おおはら内科・
消化器内科クリニック

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肝硬変

肝硬変とは

肝硬変とはB型、C型肝炎ウイルスや自己免疫性肝炎、非アルコール性脂肪肝炎、アルコール性肝炎などにより肝傷害と再生が繰り返され肝臓が硬くなってしまった状態をいいます。

肝硬変の病態は、肝機能低下と門脈圧亢進(肝臓に血液が流れにくく回り道をすること)に大別できます。肝硬変では蛋白質、糖質、脂質、ビリルビンを作ったり、廃棄したりする能力が落ちるために、低アルブミン血症(むくみの原因となる)、易出血性(出血を止める力が低下)、耐糖能異常(低血糖、高血糖になりやすい)、黄疸(ビリルビンを無毒に出来ないため)などが多彩な病態を呈します。門脈圧亢進により、血液が食道や胃、脾臓に大量に流れるために血管が腫れ上がり、胃・食道静脈瘤破裂などの消化管出血や、血液の廃棄工場である脾臓が大きくなることから、血小板の低下や貧血が認められるようになります。

症状

肝硬変はその機能が保たれている代償性肝硬変と、その機能をカバーすることが出来ないほど肝臓が痛んでしまった非代償性肝硬変の2期にわけて考えます。

代償期の肝硬変では自覚症状は乏しいです。全身倦怠感、易疲労感(疲れやすい)、食欲不振を認めることがありますが、特徴的な所見を認めることは少ないです。それに対して、進行してしまった非代償性肝硬変になると、腹水(おなかに水がたまる)による腹部膨満、意識障害、痛みを伴う筋肉の痙攣などが認められるようになります。

診断

肝生検で細胞を採ってくることもありますが、肝臓全体を採ってくることが出来ず、身体にも負担がかかるために、近年では超音波検査(エコー検査)で代用をしたり、血液検査項目の数値から計算式で評価する方法が用いられるようになっています。肝機能評価ではChild Pugh分類、肝臓の硬さを計算するにはFIB-4 indexなどの計算式があり、身体に負担をかけずに診断が可能になってきています。

しかし、肝硬変となると肝癌や食道静脈瘤を合併することが多く、腫瘍マーカーであるAFP、PIVKA-Ⅱの検索や超音波検査やCT、また胃カメラで定期的な検査が必要になります。

治療

食事・運動療法とともに原因治療を行います。原因治療が難しい場合には肝庇護療法(肝臓を守る治療)と対症療法を行います。食事療法は身長から適切な必要エネルギーと蛋白量を計算して行います。さらに肝硬変になるとエネルギーを肝臓に蓄えられないために夜間に飢餓状態となりやすく、寝る前に200kcal程度の捕食が推奨されます。

また肝硬変患者さんはビブリオ・バルニフィカス菌に汚染された魚介類を生食と、感染症により高率に死に至ることがあるために、夏には魚介類を加熱するように指導いたします。アルコール性肝硬変の患者さんには、断酒に加えてビタミンB群の補充を行います。

黄疸や腹水を認めている非代償性肝硬変の患者さんは安静が必要となりますが、過度な安静は肥満や骨格筋の萎縮を引き起こすので、代償性の場合には制限は行いません。肝硬変は臓器の要ともいえる肝臓がかなり傷んでしまった状態であり、全身管理を考えての治療戦略が必要であり、専門医と相談することをお勧めします。

総合内科 / 一般内科

その他、日常よく見られる症状
(風邪・インフルエンザ・咳・胃腸炎・腹痛・
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